放射線観測所
ホーム > 放射線観測所 > 資料
imageガイガーカウンターによる観測データのほか、放射能対策の資料等を掲載しています。

資料

line

【資 料】「核汚染対策の手引き」【1997年作成】 pdf
(PDF形式,1.21MB)

小冊子の作成経緯等について

 Alephの前身である旧オウム真理教当時、教団では、既に一部ではその発生が懸念されていた大規模核汚染事故による被害に備えて、「核汚染対策の手引き」と題する小冊子を作成し、1997年以降、内部向けに配付をしていました。
  ところが、この小冊子が、2000年1月の家宅捜索で押収され、その後の警察発表によって、「オウム、原子力情報保管」(朝日新聞)、「核燃料輸送ルートも入手」(中日新聞)、「警視庁、教団意図解明急ぐ」(読売新聞)などの思いもよらぬ注目を集めることとなりました。
  報道によれば、捜査当局は、「意図がわからないだけに不気味」(読売)、「非公開の内容も含んでいると推測できる」(中日)等々の見方に基づき、「警戒を強めている」などと伝えられました。
  当時、教団広報部からもコメントを発表しましたが、この小冊子は、原子力発電所などでの大事故を想定し、一般に入手可能な文献資料等を参考にして、緊急時の対処についてまとめたものであり、決して、それ以外の意図や目的に基づいて作成されたものではありません。
  しかし、その当時は、スリーマイル島(米国、1979年)やチェルノブイリ(ソ連、1986年)での原発事故のような大きな核災害が日本国内で起こることはないと一般に信じられていたため、この騒ぎ以降、教団では、社会的に無用な誤解を招くことがないよう、この小冊子を新たに配付等することは控えていました。
  本年(2011年)3月の福島第一原子力発電所でのメルトダウン(炉心溶融)事故を受けて、教団では、放射能汚染に対する必要な防御等を検討する上で、改めてこの小冊子を参照し、対処の手引きとしましたが、現下の状況に直接関係する事項等が比較的簡便にまとめられていると思われますので、一般の方々の参考にも供するため、当サイトで公開させていただくこととしました。

免責事項

 本小冊子につきましては、作成当時の情報や知見等に基づき、客観性の確保にはできるだけ慎重を期してまとめられたものですが、その正確性、有用性等その他一切の事項について保証をするものではありませんので、その旨ご了解の上、あくまでも参考までに閲覧いただきますようお願いいたします。

 

 

ホームコーナー目次に戻る

このページの上部へ