アーカイブ: 1月 2018

観察処分取消「一部勝訴」判決と観察処分更新請求について
(その10)「その他無差別大量殺人行為に及ぶ危険性」は存在するのか?

 最後の要件である「⑤一般社会と隔絶した独自の閉鎖社会を構築している等」は、「その他無差別大量殺人行為に及ぶ危険性」のカテゴリーに該当するとされる要件です。この要件は、これまで述べてきた①~④の各類型に縛られることなく、 […]

観察処分取消「一部勝訴」判決と観察処分更新請求について
(その9)「殺人を勧める綱領」は存在するのか?

 「④殺人を正当化する「タントラ・ヴァジラヤーナ」の教義を綱領としている」についても、極めて無理のある認定といわざるを得ません。  実は、過去4回の観察処分取消訴訟において、この「殺人を正当化する教義」に関する公調・公安 […]

観察処分取消「一部勝訴」判決と観察処分更新請求について
(その8)「無差別大量殺人行為当時の役員」が現在も役員なのか?

 「③麻原尊師が現在も団体の代表者であり、ひかりの輪代表である上祐史浩氏が現在も団体の役員である」についても、この認定は極めて不当なものです。  麻原尊師については、「団体」の活動を把握して何らかの指示を出したり方針を示 […]

観察処分取消「一部勝訴」判決と観察処分更新請求について
(その7)「無差別大量殺人行為に関与した構成員」が現在も構成員なのか?

 次に、「②麻原尊師と、両サリン事件に関与した3名が現在も団体の構成員である」についてはどうでしょうか。  まず、麻原尊師については、すでに述べたとおり、2008年以降、家族や弁護士ですら全く接見ができておらず、外部と一 […]

観察処分取消「一部勝訴」判決と観察処分更新請求について
(その6)「首謀者の影響力」は存在するのか?

 更新請求の第一の根拠は、「①麻原尊師が現在も団体の活動に絶対的な影響力を有している」でした。  公安調査庁によれば、ここでいう「影響力を有している」とは、「特定の者の言動が、団体の活動の基本的方向性を左右する力あるいは […]

観察処分取消「一部勝訴」判決と観察処分更新請求について
(その5)観察処分の「5つの要件」とは?

 それでは、ここで団体論から少し離れて、そもそも観察処分とは一体何なのか、ということについて見てみましょう。  「観察処分」とは、団体規制法に規定されている処分の一つです。観察処分が適用される条件は、  1.団体の活動と […]