ニュース
ホーム > ニュース
imageAlephに関する最新のニュース・出来事等をお知らせします。

過去のヘッドラインニュース

line

[ 前月 ] [ニュース履歴目次] [ 翌月 ] [ホーム]

福岡道場(福岡県福岡市)での立入検査について

icon 2013年9月25日(水)

 2013年9月25日、当団体福岡道場(福岡県福岡市)において公安調査庁による立入検査が行なわれました(同庁の集計に基づけば通算258回目)。

 検査は事前通告なく早朝8時1分に開始され、検査の理由や検査対象物が明らかにされないまま、建物内の設備のほか、小銭入れなど居住者個人の私物を含めてカメラによる接写等の検査が行なわれました。立ち入った公安調査官は14名(いずれも法務事務官)で、検査は午後4時33分に終了しました。

 今回の立入検査では、実施責任者とされる高比良武法務事務官以外の公安調査官13名は、入室時に身分証をかざしてみせただけで、当該人物が立入検査に従事する権限を有する公安調査官であることを立会人が了知する前に、「見せた見せた」などと述べて身分証を隠してしまいました。さらに、「法務事務官 高橋博幸」、「法務事務官 中村麻美」、「法務事務官 永田真衣」の身分証を所持していた人物は、頭部と顔面を覆った帽子とマスクを装着したまま外そうとせず、立会人が目視で本人確認すること(顔写真との同定)を拒絶し、これを妨害しました。

 公安調査官が立入検査時に携帯し、立会人への提示が義務付けられている身分証は、立入検査に従事できる公安調査官であることを証するものです。これは公安調査官たる身分を証する通常の身分証とは別に交付された特別な証票で、団体規制法に基づく立入検査であることを立会人が唯一確認することができる、事実上の検査証です。今般の立入検査では、立会人はこれを了知することができないまま、立入検査を受けることとなりました。

 その後の検査においても、立会人の言動等を記録するためのビデオ撮影を強行する一方(東海林孝幸法務事務官、岡ゆうと法務事務官)、立会人による証拠保全目的のビデオ撮影を妨害するなど(永田法務事務官ら)、違法な検査が行なわれました。

 これまでにも再三にわたって公安調査庁に抗議してきましたが、立入検査おける検査対象は「設備、帳簿書類、その他必要な物件」に限定されており(法7条2項)、人に対する検査はそもそも認められておらず、しかもその言動をビデオまで用いて撮影することは明らかに違法です。
 これに対して、立入検査中の公安調査官を立会人らがビデオで撮影することに関しては、「立入検査中の公安調査官をビデオ撮影すること及び当該撮影ビデオを公表することを禁止する法令上の根拠はない(団体規制法7条2項及び3項の規定によれば、立入検査中の公安調査官を撮影することが違法であるとは言い難い)」(東京高判平16.2.25)と判示した東京高等裁判所の判決があり、これは最高裁判所で確定しています(最高裁平17.6.3)。



[ 前月 ] [ニュース履歴目次] [ 翌月 ] [ホーム]

 

 

ホーム

このページの上部へ